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軽量かつ強度の高い防水層を実現
~FRP防水について~
繊維強化プラスチック(FRP)を使ったFRP防水は、一般的な家屋の屋根材をはじめ、船舶、水槽、バスタブなどに幅広く使われている工法です。強度、耐水性、成型性に優れ、さまざまな目的や場所にフィット。そんなFRP防水の特徴や素材、施工法について詳しくご紹介します。
「大阪のサンファイン有限会社」では、一案件ごとに一生懸命、丁寧で質の高い雨漏り対策、防水工事をご提供しています。ご予算や建物に合ったプランをご提案しますので、ぜひご相談ください。
FRP工法の特徴
FRP防水に用いられる繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics=FRP)は、強化材(ガラス繊維など)で補強されたプラスチックです。FRP防水工事に用いる場合は液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜ、これをガラス繊維などと組み合わせて塗膜防水とします。
「軽いのに強い」が大きな特徴で、軽くて強度の高い防水層を実現できます。また、防水層の仕上がりは継ぎ目ができないため見た目が良く、塗膜が早く硬化するため短い工期で施工できる工法です。
FRP工法の材料
FRP防水では、主に以下の材料が用いられます。
- 熱硬化性樹脂(ポリエステル樹脂など)
- ガラスマット(補強材)
- 保護仕上材(トップコート)
防水用ポリエステル樹脂、防水用ガラスマットは建築学会の建築工事標準仕様書JASS8・防水工事で材料規格が定められており、この規格に従って施工を行う必要があります。
近年は従来品と比較すると施工時の臭いが少ない材料も登場し、近隣の方や環境に配慮した防水工事が可能になっています。
FRP工法の仕様
FRP工法には、以下のような複数の仕様があります。
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建築学会の仕様
『L-FF仕様』として日本建築学会による建築工事標準仕様書(JASS8)に記載されている仕様です。
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国土交通省の仕様
国土交通省の「木造住宅バルコニー防水に関する標準仕様」によって定められている仕様です。
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文部科学省の仕様
「FRP工法によるプール改修仕様」について、文部科学省が定めています。
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UR都市機構の仕様
浴室防水改修工事の標準仕様として、FRP防水工法が『保全工事共通仕様書』(平成29年版)に採用されています。
FRP工法の施工法
FRP防水の施工法は、全国防水工事協会による「防水施工法」で標準化されています。アスファルト防水やシート防水にはない特徴を持つFRP防水については、厚生労働省による技能検定も実施されており、検定資格を持つ「FRP防水技能士」は全国で5,000名を超えています。
FRP防水が持つ特徴は、一般的な戸建て住宅・マンションなどをはじめ、屋上駐車場や屋上緑化、工場の床、プール、水槽などにも幅広い用途に活かされています。